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明治以降の住様式の変化・発展に関する一考察
jstage.jst.go.jp/article/jusok
居間を中心として客間を廃した様式は昭和が始まる頃にはもう定番だったと。

これが書かれた1986年当時でも客間の需要は異様なほど多かったと。法事に必要だとは言うが、他の仏教国などの法事は居間や屋外で行われ、座敷を用意する習慣はないと指摘されている。

:nonke:​​団地妻党​​:homoo:

儒教に基づいた武家の夫婦の分離就寝が、明治政府のごり押しでそれなりの庶民にまで広まり、寝室はもとより生活の場全てが夫用とそれ以外全員用に分けられた。
一方で明治中頃には家族団らんを求められるようになり、茶の間が食事室になっていった。これが戦後は「居間」になっていく。
戦後は公的住宅の客間のない間取りをはじめとする儀礼の積極的な排除、さらには男女平等の風潮によりなぜか夫の部屋がなくなった。
子供部屋も用途が明確に設定されることはなく、勉強部屋にされる割には寝室にならなかったりする。つまりうまく活用されていない。

…というわけで
家が欧米のように夫婦の物と規定されることなく、単に夫の部屋がなくなったことで、現代の主流である「夫の居場所がない家」のできあがりってわけ。
さらにはこいつは1986年に書かれたわけだが、随分たった今となっては子供部屋を設けない風潮まである。家が子供の物ですらなくなった。そう、日本の家は妻の物だ🤔🤔

明治以前の武家屋敷から、平成のLDK子供部屋のある家に至るまでの間取りの変遷は、一貫して西洋化であったと。
一方で最近の子供部屋排除は実に日本らしいってことだな。それでも家は妻の物なので夫の部屋が作られることはなく、テレワークすらできなかったりする。
今の日本の家の間取りは「儒教的な様式から夫の部屋を奪った物」である…どうすんのこれ。

「子供部屋は夫が帰宅後酒飲みながらテレビを見るとき子供を居間から追い出すために普及した」と言われる有様だし、子供部屋すら夫の居場所を確保する最後の悪あがきでしかなかったという解釈もできる。というかこれが最も自然ですらある。

子供部屋があっても、昼の居間は妻のものであり夫が使うことは許されない。
かつての風呂敷残業ならどうせ深夜にしか帰ってこないからそれでよかったが、今は昼間からテレワークだ。さらに悪いことに、最近の流行通りに子供部屋がなくなったら、夫は子供が寝た後しか居間を使えない。夜勤でもするか?

なんというか、テレワークしたかったら、西洋のように家を夫婦のものとするか、あるいは儒教に倣って夫の部屋を作るかしかないんだね。

なお明治以前はというと「納戸」という夫婦の寝室があった。あとは1~3部屋と土間(台所を含む)だったりした。こうなると家は割と夫婦の物だったわけだ。
なお武士の家には「納戸」はなかった。

…全部明治政府のせいじゃねーか :sinking_face: